次亜塩素酸ナトリウムを希釈した消毒液の使用について
2020年 07月 03日
いつもご愛顧いただきましてありがとうございます。
お客様からご質問がありました。
「次亜塩素酸ナトリウムを利用した消毒液がブライトテラスのエプロンの生地に付着した場合、生地は漂白してしまいますか?」というご質問です。
ポリエステル素材の先染めのものは大丈夫だと思うのですが、良い機会をいただいたので実験してみました。
実験の結果は以下の画像です。
※次亜塩素酸ナトリウムとは具体的商品名でいうと所謂「ハイター」ですね。
塩素系漂白剤と呼ばれるものです。
厚生労働省のHPによりますと、希釈濃度は0.05%を推奨しているようですので、その濃度を採用しました。
一晩おいて乾かしました。
[ハイターを原液のまま垂らしてみた場合]
➀オンリーエプロンチャコールの生地
②デニムの生地
オンリーエプロンの生地はポリエステル100%で先染めです。
でも原液にはさすがに勝てず、ちょっと色が抜けています。
デニム生地はやはり漂白してしまいました。
[ハイターを0.05%に希釈した液の場合]
③オンリーエプロンチャコールの生地
④デニムの生地
こちらの希釈液では2つとも漂白しませんでした。
色の抜けやすいデニム生地でも大丈夫でしたので、万が一スプレー液が服やエプロンにかかってしまっても大丈夫でしょう。
ただし、希釈液を作るときに原液のしずくが飛んでしまったり
こぼしてしまったりすることもあると思います。
お気をつけて。
白い水玉ができてしまったあとから「わあ、やっちゃった!」と気づくんですよね…。
蛇足になりますが、次亜塩素酸水と次亜塩酸ナトリウム水は別物です。
次亜塩素酸水は食塩水を電解して作る「酸性」の液体で、
次亜塩素酸ナトリウム水は上記の実験で使ったような塩素系漂白剤を薄めて作る液で「アルカリ性」です。
これらは両方とも消毒の機能はあるようですが、とてもまぎらわしいですよね。
よろしければ以下の厚生労働省の記事を参照してください。
ワクチンや特効薬ができるまでまだ注意が必要ですね。。。
エプロンやかっぽう着を、消毒やお掃除のおともにご利用いただけますとうれしいです。
家庭での防護服の代わりになる得ると思いますのでぜひ1着お持ちになるのをお勧めします。